都市型ハイヤー、波乱万丈の履歴書
「ハイヤーって、タクシーの高級版でしょ?」そう思っている方は多いのではないでしょうか。
ところが実態はちょっと違います。
ハイヤーとタクシーは法律的には同じ「一般乗用旅客自動車運送事業」の仲間でありながら、生まれた背景も歩んできた道も、かなり異なります。
ハイヤーの祖先は「お抱え運転手」でした。
明治・大正のころ、財閥の重役や政府高官が専属の運転手つき自動車を雇う
これが原型です。
英語の「hire(雇う)」がそのまま名前になったあたり、素直すぎてむしろ清々しいですね。
戦後の高度経済成長期になると企業の交際費文化が花開き、「役員の送迎はハイヤーで」が財界の常識となりました。
しかしバブルが弾けると話は一変します。
企業の交際費が一斉に縮小し、ハイヤー各社は苦境に立たされました。
「タクシーで十分じゃないか」という論理は、コスト削減一色の時代にあまりにも説得力がありすぎました。
転機は2002年です。規制緩和に合わせ「都市型ハイヤー」という新区分が誕生しました。
それまでの月極契約が基本というスタイルから、1回ごとの予約配車でも営業できる柔軟な形態へ。
「都市型」というネーミングはいかにも官僚的ですが
要は予約制・ドアツードアの高級送迎を小回りよく提供できるようにした、ということです。
そして2010年代、訪日外国人の急増が思わぬ追い風をもたらします。
UberやGrabに慣れた富裕層旅行者にとって、スマホ予約で高級車が来る都市型ハイヤーは違和感ゼロ。
コロナ禍でいったん需要が蒸発したものの、インバウンド回復とともに問い合わせが急増し、大阪・関西万博とIR開業を見据えた今、再び熱い注目を集めています。
華やかな歴史の裏で、許可申請の現場はいつも地味で泥臭いものです。
それでも黒塗りの車が走り続ける限り、この仕事もなくなることはないでしょう。(石﨑)

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