
「中国頼みから卒業する、都市型ハイヤーの集客術。」
都市型ハイヤーの強みは、顧客を選べることです。
タクシーのように流しで拾う必要はなく、事前予約・指定顧客との契約という形で、ターゲットを絞った営業ができます。
この特性を活かせば、中国インバウンド以外の需要を取りにいくことは、十分に可能です。以下、具体的な四つのルートをご紹介します。
① 国内法人需要を取りにいく
役員送迎や接待送迎のニーズは、景気や地政学リスクに左右されにくく、単価も安定しています。
ハイヤーという業態の「格式」が、法人営業では武器になります。
アプローチとしては、地元の商工会議所や経営者団体への参加が入口として有効です。
また、地域の高級ホテルのコンシェルジュデスクに営業をかけることも効果的です。
ホテルは宿泊客から「信頼できる車の手配を」と頼まれることが多く、実績のあるハイヤー事業者を紹介する習慣があります。
名刺一枚と実績一件から始まる関係が、月次契約につながることは珍しくありません。
② 欧米・東南アジアインバウンドを開拓する
中国語対応に力を入れてきた事業者は多いですが、英語対応の整備はまだ遅れているところが少なくありません。
しかし現在、訪日外国人の国籍は多様化しています。韓国、台湾、アメリカ、オーストラリア、タイ。
これらの国の富裕層旅行者も、質の高い移動手段を求めています。
まず着手しやすいのは、Googleビジネスプロフィールの多言語整備です。
日本語と英語で営業内容・予約方法を記載するだけで、検索経由の問い合わせが変わります。
また、訪日旅行者向けのOTA(オンライン旅行代理店)やDMOとの連携も、継続的な送客につながる手段です。
③ 医療・福祉分野との連携
病院への定期送迎、退院時の長距離移送、透析患者の通院送迎など、身体的な理由でタクシーでは対応しにくいニーズが確実に存在します。
この分野は、単発の観光需要と異なり、週次・月次での定期利用になりやすく、収益が安定しやすいという特徴があります。
地域の病院、クリニック、介護施設の相談員や事務長に直接アプローチする方法が最も確実です。
「御院の患者様の送迎を、安心してお任せいただける体制があります」という一枚の案内状から始めることができます。
なお、介護保険を使った送迎事業(福祉有償運送)は別の許可体系になりますので、この点は事前に整理が必要です。
④ 冠婚葬祭・式典需要を拾う
結婚式、葬儀、卒業式、入学式など、ハレの場での送迎需要は、インターネットで検索されやすく、かつ単価が高い傾向があります。
冠婚葬祭業者、式場、寺社仏閣との提携が、安定した送客元になります。
「この式場を使う方は、このハイヤー会社に頼む」という固定ルートができると、広告費をかけずに予約が入る仕組みになります。
集客の多様化は、一朝一夕にはいきません。しかし、四つのルートをすべて同時に動かす必要はありません。
まず自社の強みに最も近い一つを選び、そこに集中する。それが、着実に「中国頼み」から卒業するための、現実的な道筋です。
許可の活用方法や、新たな分野への参入に際して手続きが必要かどうかのご確認は、ぜひ行政書士にご相談ください。
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